2007年9月25日火曜日

フォトグラムワークショップ

今年の取手アートプロジェクトのオープンスタジオに参加する石引写真館で、会期に先行してワークショップが行われています。このワークショップで作られた作品は11月16日(金)~18日(日)に石引写真館のGallery ims(アイムス)で展示されます。

石引写真館のフォトグラムワークショップに子どもたちが行ってきました。今、隣にいる娘にインタビューします。
わたし:「フォトグラム」って何?
こども:えっと、昔の写真。
わたし:何をしたの?
こども:現像液につけて、停止液につけて、定着液につけたの。それがすっごい酸っぱい臭いだったの。
わたし:で、何の写真をつくったの?
こども:影の写真。
わたし:あなたのは何の影だったの?
こども:んーと、プリンターのインクのカートリッジとか、光る指輪とか、石とか、スカラベとか。
わたし:それで、何ができたの?
こども:指輪を光らせてみたらその影がひろがっちゃった。
わたし:作品にタイトルをつけてims(あいむす)に展示されるんだよね。タイトルは考えた?
こども:まだ考えてない。
わたし:11月18日5時からアーティストトークもあるってよ?どうする?
こども:アーティストトークって?
わたし:作品についてみんなの前で話すの。
こども:・・・・・・・。
わたし:どんなところでやったの?
こども:暗室
わたし:暗室ってどんなところだった?
こども:暗くて、赤い明かりしかついてなかった。液の酸っぱいにおいがした。
わたし:最後に、感想を言ってください。
こども:すごい楽しかった。現像液につけたらうっすら見えてきた。酸っぱいにおいがしてもう、耐えられなかった。印画紙の上にいろいろ置いたりするのが楽しかった。

デジタルしか知らない今どきのこどもたちは白黒写真の暗室作業に大喜びでした。石引さんから、暗室のある写真のスタジオは少なくなっていると伺いました。 今は暗室がなくてもスタジオがなりたつのですね。こどもたちにとっては貴重な体験になりました。